新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【利下げ継続でリラ安?】
23日にトルコ中銀は予想通り2.5%の利下げを行い政策金利の1週間物レポ金利を45%とした。
トルコのインフレ率は低下しており、トルコ中銀は現状44.38%のインフレ率が今後数年間で目標の5%に低下すると予想している。インフレ率が予想通り低下するのであればトルコ中銀には利下げの余地が生まれてくる。
ロイターの調査によると25年末まで1週間物レポ金利を30%まで引き下げる見通しを出している。利下げ見通しの拡大を受けてリラは下落が続いている。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは35.3434~35.8578のレンジで0.65%の上昇となった。ドルリラは上昇が継続と思われ35.50~36のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.278~4.368円のレンジで0.69%の下落となった。リラ円も下落トレンドが継続しており、4.26~4.35円のレンジを予想する。
【南ア中銀利下げ】
30日に南ア中銀は政策金利のレポレートを0.25%引き下げ7.5%とした。
利下げは予想撮りで3会合連続の利下げとなりました。委員のうちで4人が利下げ、2人が据え置きを主張した。
声明で「委員会は最終的に、政策の引き締め度合いを緩和し、スタンスをやや中立的にすることが可能だとの点で合意した。委員全員が不透明な世界経済の見通しを懸念していた」と述べた
委員会は、米国の関税が一律10%ポイント引き上げられ、他国が報復措置を取るという貿易戦争のシナリオの検討に時間を費やしたようだ。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.3617~18.8577のレンジは1.72%の上昇となった。18.40付近がサポートとなり18.40~18.85のレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は8.208~8.444円のレンジで1.52%の下落となった。75日移動平均線が位置している8.4円がレジスタンスになっている。ここが抜けなければ8.2~8.4円のレンジを予想する。
【どうなる関税の影響】
2月1日にトランプ大統領はカナダ、メキシコからの輸入品に25%の関税を付加する大統領令に署名した。発動は4日0時1分からなのでまだ関税回避の可能性はあるが、少なくとも市場は関税に対してネガティブな初動になる可能性が高い。
シェインバウム・メキシコ大統領は関税および非関税の対抗措置を講じるよう経済相に指示した。
一部の報道では米国からの肉、チーズ、生鮮品、鉄鋼、アルミニウムなどに5~20%の報復関税を課す用意をしている。初期段階では自動車産業を対象外とするという予想も出ている。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは20.3301~20.7733のレンジで1.64%の上昇となった。ドルペソは20~21ペソのレンジが続いており、関税発動でドル買いペソ売りになると思われるが21ペソがレジスタンスになるのか注目される。21ペソが抜けなければ20~21ペソを継続、上抜けする場合は22ペソ方向への動きが予想される。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は7.426~7.657円のレンジで1.67%の下落となった。ペソ円は7.4~7.8円のレンジが続いている。7.4円を下抜けする場合は7.2円付近への下落を予想する。
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