新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコ中銀利下げ】
23日の会合でトルコ中銀は政策金利の1週間物レポ金利を2.5%引き下げて4.5%とした。 ガイダンスを微修正し、これまでの金融引き締め姿勢に関し「インフレ率の持続的な鈍化により物価安定が達成されるまで」維持するとした。これまでのガイダンスは毎月のインフレ率の基調が大幅かつ持続的に低下し、インフレ期待が予測された予測範囲になるまで」維持というものだった。
12月のCPIは44.3%まで低下したが、今後数年間で5%まで低下するとトルコ中銀は予想している。
ロイターの調査の中央値では、25年末までに1週間物レポ金利を30%に引き下げる見通しとなっている。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは35.2329~35.6985のレンジで0.4%の上昇となった。先週ドルは全般的に下落したがドルリラは引き続き上昇しており35.50付近がサポートされ35.50~35.80のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.324~4.393円のレンジで0.5%の下落となった。4.4円付近がレジスタンスとなっており4.3~4.4円のレンジを予想する。
【南アフリカ中銀は利下げが予想される】
22日に発表された12月のCPIは前年同月比3%となり11月の2.9%からわずかに上昇した。予想の3.2%上昇は下回った。住宅と食品の上昇が上昇の原因だった。南ア中銀のインフレターゲットの4.5%は大きく下回っているために次回30日の会合で南ア中銀の利下げが予想されている。
ロイターの調査によると19人のエコノミスト全員が0.25%の利下げを予想した。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.2914~18.7686のレンジ1.32%の下落となり2週連続の下落となった。18.40付近が直近安値で終値ではサポートされている。18.40付近を完全に抜ける場合は18.20付近への下落を予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は8.291~8.511円のレンジで2.16%の上昇となった。8.2円がダブルボトムになり8.5円付近まで上昇したが、ここが短期のレジスタンスになっている。8.5円を超えられれば8.6円付近への上昇を予想する。
【メキシコに対する関税はどうなるか】
トランプ大統領の就任によってメキシコと米国の関係が揺れている。トランプ大統領は就任直後にメキシコとカナダに25%の関税を検討しており2月1日から実施するつもりだと述べた。理由としては膨大な数の不法移民の流入を許していることと、医療用麻薬の流入もあげている。
先週はトランプ大統領の就任直後の政策が予想されたものよりは穏健だったために、ドルの上昇が一服し、また株式市場も上昇が続いている。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは20.124~20.888のレンジで2.35%の下落となった。4週連続の上昇だったが先週は大きく下落した。トランプ大統領就任に向け噂で買って真実で売るパターンとなった。
昨年11月以降20~21ペソのレンジが続いており引き続きこのレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は7.476~7.743円のレンジで2.56%の上昇となった。メキシコには逆風が吹いているがペソ円は7.3~7.4円のレンジが続いている。7.5~7.8円のレンジを予想する。
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