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マネパ為替分析 日刊レポート

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やはり「米国勢回帰(来週)」を待ちたいところ…!?

2024年11月29日

◆ 緩やかに“反発”も・・・ - 本日に入って“150円割れ”

米感謝祭に絡んだ“流動性低下”が目立つ中、昨日は盛り上がりを欠く展開を強いられました。
そうした中で“前日の反動”もあり、ドル円は緩やかに“買い戻し”が先行しました。
ただ“200日移動平均線(本日は152.005円)”を回復するには至っておらず、“上値の重さ”は引きずったままといえます。

このため前記“200日移動平均線”と、そして一昨日の下値を支えた“50日移動平均線(同150.735円)”の間と考えていましたが、本日に入ってすでに後者を割り込んでしまっています。
こうなると“大台割れ(本稿執筆時安値は149.855円)”となるのは、“ストップロス”を絡めながらと考えれば“ある意味当然”といえるかもしれません。


◆ ただマーケットの方向性を探るのは…?

ただ「米感謝祭休暇中(本日はブラックフライデー)」ということを踏まえれば、あくまで“一時的”な動きと見るのが妥当なところ…。

短期金融市場を見ると、「米12月利下げ」は“60%前後”を、「日銀12月利上げ」は“50%程度”を織り込むマーケットを形成しています。
今朝方発表の「東京都区部CPI」が“上振れ(前年比+2.2%)”たことが後者確率を“押し下げた”と見られますが、その継続性についてはやはり疑問が生じるところ…。
もう一段動かないとも限りませんが、やはり米国勢が回帰する来週まで、マーケットの方向性を占うのは控えておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

153.811(11/20~11/27の61.8%戻し)
上値5:153.226(11/27高値、日足・一目均衡表転換線、11/20~11/27の50%戻し)
上値4:153.052(週足・一目均衡表先行スパン上限、ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値3:152.532(11/20~11/27の38.2%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:152.002(200日移動平均線、-1σ、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:151.949(11/28高値)
前営業日終値:151.518
下値1:151.205(11/27~11/28の50%押し)
下値2:151.029(11/27~11/28の61.8%押し、大台)
下値3:150.945(ピボット1stサポート)
下値4:150.874(11/28安値、50週移動平均線)
下値5:150.735(50日移動平均線、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
150.460(11/27安値、-2σ)
150.372(ピボット2ndサポート)
150.000(大台)
149.870(ピボットローブレイクアウト)
149.211(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表転換線)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

99.963(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、50週移動平均線、大台)
99.748(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
99.639(日足・一目均衡表先行スパン上限、11/20~11/27の50%戻し)
99.536(日足・一目均衡表転換線)
上値5:99.316(100日移動平均線)
上値4:99.217(11/27高値、-1σ)
上値3:99.177(11/20~11/27の38.2%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:99.009(20週移動平均線、大台)
上値1:98.753(11/28高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:98.488
下値1:98.349(週足・一目均衡表先行スパン下限)
下値2:98.112(ピボット1stサポート、-2σ)
下値3:98.056(11/28安値、大台)
下値4:97.707(11/27安値、ピボット2ndサポート)
下値5:97.630(9/23安値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
97.415(ピボットローブレイクアウト)
97.000(大台)
96.715(9/20安値)
96.548(100週移動平均線)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

195.672(20日移動平均線)
195.239(50日移動平均線)
195.069(11/20~11/27の61.8%戻し、日足・一目均衡表基準線、大台)
194.805(11/22高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、200日移動平均線)
194.627(11/25高値、週足・一目均衡表転換線)
194.233(11/20~11/27の50%戻し)
194.103(週足・一目均衡表基準線)
194.000(大台)
193.830(11/26高値)
193.521(100日移動平均線)
193.397(11/20~11/27の38.2%戻し、-1σ)
193.019(20週移動平均線、大台)
192.885(50週移動平均線)
192.626(11/27高値)
192.481(11/28高値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:192.249
192.000(大台)
191.368(11/28安値)
191.078(日足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
190.878(-2σ)
190.692(11/27安値)
190.415(10/2安値)
190.000(大台)
189.856(10/1安値)
189.565(9/30安値)
189.000(大台)
188.695(9/20安値)
188.000(大台)
187.552(週足・一目均衡表先行スパン下限)

《10:55》
《11:30、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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