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マネパ為替分析 日刊レポート

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“不意な揺れ動き”に注意…!?

2025年02月17日

◆ さらに“巻き戻し”進行… - “152円ライン”へ続落

「米小売売上高」は“5ヶ月ぶりの低下(△0.9%)”を示し、 つれて「米10年債利回り」は“低下(→4.44%)”が目立ちました。
このため「米インフレ再燃」あるいは「米利下げ観測後退」はさらに緩みました。
また「米3連休を控えた週末(17日は大統領の日で米国休場)」というスケジュール感も、“利益確定売り”を誘ったと見られるところです。
こうしてドル円は“米CPI後の上昇分(153.30円→154.80円)”を吐き出すと、さらに“152円付近(安値は152.030円)”へと押し戻されるに至っています。


◆ テクニカル的には“さらなる下値模索”、ただ…?

こうして前日の「相互関税」に絡んだ“ドル売り戻し”に続き、“さらにドル売り”は進んでいます。
特に“200日移動平均線(本日は152.706円)”を終値ベースで下回ったことは、“さらなる下値模索”を想定せざるを得ず、少なくとも“上値模索回帰”はさらに減退したと見るのが妥当といえます。

ただ「米国休場」の最中、“流動性低下”は必至と見られます。
こうした中で「トランプ関税」は“不透明感”が漂っており、一方で「ロシア-ウクライナ紛争の早期終結」に向けた“期待”は燻っています。
そうなると“方向感定まらず”は継続せざるを得ず、現在の動きが一服すると“下げ止まり→反転”あるいは“不安定な揺れ動き”となる可能性も否めないところ…?

前記したように、テクニカル的には“さらなる下値模索”が意識されるところですが、“決め打ち”することなく、“臨機応変”に対応したい局面と考えたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

153.964(20日移動平均線、大台)
153.754(日足・一目均衡表先行スパン下限、2/12~2/14の61.8%戻し)
153.574(20週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
153.418(2/12~2/14の50%戻し)
上値5:153.299(100日移動平均線)
上値4:153.150(2/14高値、2/12~2/14の38.2%戻し)
上値3:153.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:152.865(日足・一目均衡表転換線)
上値1:152.706(200日/50週移動平均線、2/12~2/14の23.6%戻し)
前営業日終値:152.309(-1σ)
下値1:152.030(2/14安値、大台)
下値2:151.820(週足・一目均衡表先行スパン上限、2/7~2/12の76.4%押し、ピボット1stサポート)
下値3:151.641(2/11安値)
下値4:151.376(ピボット2ndサポート)
下値5:151.207(2/10安値)
151.098(週足・一目均衡表先行スパン下限)
151.000(大台)
150.902(24/12/10安値、2/7安値)
150.766(月足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

98.753(1/24高値)
98.609(100日移動平均線、+2σ)
98.243(1/27高値、20週移動平均線)
98.000(週足・一目均衡表基準線、大台)
97.770(ピボットハイブレイクアウト)
97.654(+1σ、1/24~2/10の76.4%戻し)
上値5:97.504(1/28高値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値4:97.334(1/29高値、2/12高値、100週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:97.273(2/13高値)
上値2:97.097(ピボット1stレジスタンス)
上値1:96.999(2/14高値、大台)
前営業日終値:96.810
下値1:96.712(週足・一目均衡表転換線)
下値2:96.644(20日移動平均線)
下値3:96.502(日足・一目均衡表基準線)
下値4:96.424(ピボット1stサポート)
下値5:96.326(2/14安値)
96.009(2/13安値、ピボット2ndサポート、大台)
95.835(2/12安値、日足・一目均衡表転換線、2/10~2/13の50%押し)
95.723(-1σ、ピボットローブレイクアウト)
95.426(2/10~2/12の61.8%押し)
95.077(2/11安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

194.337(日足・一目均衡表先行スパン上限、100日/50週移動平均線)
194.103(週足・一目均衡表先行スパン上限)
194.030(1/28高値、大台)
193.824(日足・一目均衡表先行スパン下限)
193.759(1/29高値)
193.565(50日移動平均線)
193.493(+1σ)
193.293(1/30高値)
193.163(2/4高値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
193.045(2/13高値、大台)
192.903(週足・一目均衡表転換線)
192.507(2/14高値)
192.000(大台)
前営業日終値:191.731(週足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
191.476(2/14安値)
191.163(2/13安値)
191.000(大台)
190.811(日足・一目均衡表基準線)
190.683(2/10~2/13の38.2%押し)
190.584(20月移動平均線)
190.000(大台)
189.954(2/10~2/13の50%押し)
189.843(-1σ)
189.571(2/12安値)
189.224(2/10~2/13の61.8%押し)
189.000(大台)

《11:05》
《11:40、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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