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“下抜けor上抜け”には注意を払いながら…!?

2024年10月25日

◆ ようやく“反落”… - “151円半ば”へ

上昇一服。

「円安けん制発言」もありましたが、昨日は「米10年債利回り低下(4.24%→4.17%)」が大きく影響したと見られます。
ドル円は“上昇一服”となり、NYタイム終盤にかけて“151.552円”まで値を落としました。
一方で「米ソフトランディング期待」は根強く、「トランプトレード」も継続している中では“下値もしっかり”は否めず、その後は“下げ渋り”に転じているのが実状といえます。


◆ ただ「テクニカルの節目」を下抜けるかは微妙…?

昨日安値水準にあるのは、“10/15~10/23の38.2%押し(151.523円)”です。
そしてすぐ下には“200日移動平均線(151.421円)”も控えていますので、「テクニカルの節目」といえる水準で“下げ渋った”格好となります。
このため下回れば“もう一段”が期待される反面、そうでなければ“反発”に転じかねない分水嶺…。

基本的にはこの「テクニカルの節目を巡る攻防戦」が想定されるところですが、ただ今週末には「衆議院選」が行われます。
そして“自公過半数割れ”が意識される中、「円絡みのポジションは取りづらい」との見方があるのは事実です。
つまり“積極性を欠く”と見るのが妥当な中では、“下振れ”はもちろんのこと、“底打ち→反発”を期待するのも…?


◆ オーダー的には“上下ガチガチ”…!?

オーダー状況を見ると、この“151.50-40円”には「分厚いドル買いオーダー」が待ち構えているとの見方が大勢を占めています。
一方で“10/23~10/24の50%戻し(152.367円)”にかけては、「ドル売りオーダー」も展開していると聞き及びます。
本日は“当該レンジ内での揺れ動き”と見るのが、妥当といえるかもしれませんね。
もちろん“下抜けor上抜け”に関しては、注意を払いながらにはなりますが・・・。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

153.182(10/23高値)
153.000(大台)
152.833(10/24高値)
上値5:152.689(ピボット1stレジスタンス)
上値4:152.559(10/23~10/24の61.8%戻し)
上値3:152.367(10/23~10/24の50%戻し)
上値2:152.175(10/23~10/24の38.2%戻し)
上値1:152.000(大台)
前営業日終値:151.827(週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値1:151.552(10/24安値、10/15~10/23の38.2%押し水準)
下値2:151.422(200日移動平均線、+1σ)
下値3:151.308(ピボット1stサポート)
下値4:151.128(10/22~10/23の76.4%押し)
下値5:150.986(10/23安値、日足・一目均衡表転換線、10/8~10/23の38.2%押し、10/15~10/23の50%押し、大台)
150.766(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
150.670(日足・一目均衡表先行スパン上限、100日移動平均線)
150.493(10/22安値、10/15~10/23の61.8%押し)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

103.109(7/24高値)
103.000(大台)
102.324(ピボットハイブレイクアウト)
102.018(7/11~8/5の61.8%戻し、大台)
101.874(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:101.771(7/30高値、+2σ)
上値4:101.688(10/23高値)
上値3:101.424(10/24高値)
上値2:101.341(ピボット1stレジスタンス)
上値1:101.018(+1σ、大台)
前営業日終値:100.808(100日移動平均線)
下値1:100.725(20週移動平均線)
下値2:100.563(日足・一目均衡表転換線)
下値3:100.441(10/24安値)
下値4:100.358(200日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値5:100.263(20日移動平均線)
100.162(10/22安値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
100.050(大台)
99.944(10/21安値、ピボット2ndサポート)
99.748(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

199.472(7/30高値)
199.000(大台)
198.438(10/23高値)
198.341(+2σ)
198.000(大台)
197.631(10/24高値、10/23~10/24の61.8%戻し)
197.434(10/23~10/24の50%戻し)
197.196(10/23~10/24の38.2%戻し)
前営業日終値:196.967(大台)
196.461(+1σ)
196.000(大台)
195.429(10/24安値)
195.249(100日移動平均線)
195.106(10/22安値、20週移動平均線)
195.049(9/30~10/23の38.2%押し、大台)
194.801(20日移動平均線)
194.568(10/21安値)
194.103(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線)
194.002(9/30~10/23の50%押し、大台)
193.835(10/17安値、200日移動平均線)
193.699(10/16安値)
193.579(10/10安値)
192.954(9/30~10/23の61.8%押し、大台)
192.883(10/8安値)

《10:40》
《11:05、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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