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正弦加重移動平均線(SWMA:Sine-Weighted Moving Average)
考え方
時系列データの不規則な上下変動を排除して「平滑化」を図り、上昇、下降、停滞などの長期的な傾向(トレンド)を見極めます。
計算式
移動平均線には、以下のような種類があります。(例:5日間)
【例】1日目:100、2日目:200、3日目:300、4日目:400、5日目:500
【単純移動平均線(Simple MA)】日々の価格を平等に加重 (1/5=0.20)
5日間単純移動平均線(Simple MA)は、5日間の終値に1/5をかけて算出します。
=(100+200+300+400+500)÷5日間=100x1/5+200x1/5+300x1/5+400x1/5+500x1/5=300円
【指数平滑平均線(Exponential MA)】直近の価格を最重視して加重 2÷(5日+1)=0.33
【加重移動平均線(Weighted MA)】直近の価格を重視し徐々に減らす(1・2・3・4・5)
=(100x1+200x2+300x3+400x4+500x5)÷(1+2+3+4+5)=366
【三角移動平均線(Triangle MA)】中央の価格を加重(1・2・3・2・1)
5日間三角移動平均線(Triangle MA)は、中央の日に大きなウェイト(整数)をかけて算出します。
=(100x1+200x2+300x3+400x2+500x1)÷(1+2+3+2+1)=300
【正弦加重移動平均線(Sine-Weighted MA)】中央の価格を加重
5日間正弦加重移動平均線(Sine-Weighted MA)は、中央の日に大きなウェイト(正弦の値)をかけて算出します。
SD=30 {180/12};
S1=Sin(1*SD)*C
S2=Sin(2*SD)*C1
S3=Sin(3*SD)*C2
S4=Sin(4*SD)*C3
S5=Sin(5*SD)*C4;
den=Sin(SD)+Sin(2*SD)+Sin(3*SD)+Sin(4*SD)+Sin(5*SD)
SWMA=(S1+S2+S3+S4+S5)/den
【特徴】
短期の移動平均線は、短期的な方向性(トレンド)を表し、長期の移動平均線は、長期的な方向性(トレンド)を表します。
大きな価格変動が起きた場合、短期の移動平均線はすぐに反応できますが、長期の移動平均線はすぐに反応できません。
このため、短期と中期と長期の移動平均線を組み合わせることで、トレンドの方向性、転換を見極めることになります。
使い方のポイント
(1) トレンド(方向性)の明確化・確認
相場変動をならすことで、相場の方向性、流れが明確になり、上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか確認することができます。
(2) 支持線(サポート)と抵抗線(レジスタンス)
移動平均線は、上昇トレンドならば、支持線(サポート)として、下降トレンドならば、抵抗線(レジスタンス)として作用します。
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