◆ さらに「トランプ・トレード」が蒸し返され… - “155円後半”へ

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思惑が“一定の上値抑制”として働く…!?

2024年11月14日

◆ さらに「トランプ・トレード」が蒸し返され… - “155円後半”へ

昨日は「トリプル・レッド(米大統領・上下院共に米共和党)確定」と報じられたことで、あらためて「トランプ・トレード」が蒸し返されました。
このため注目の「米CPI」は“概ね予想通り(+2.6%/コア+3.3%)”となり、「米インフレ再加速」は確認されなかったものの、米10年債利回りは“上昇(→4.46%)”しています。
こうして一時“154.341円”へと値を落としたドル円でしたが、“心理的な節目(155.00円)”を突破すると、そのまま“155.621円”まで上値を伸ばすに至っています。


◆ 突破すると“ストップロス”も絡みかねないが…? - “7/24高値”

テクニカル的に見ると、“156円台”は主だった上値メドが見当たらず、いわゆる「真空地帯」となります。
このため“7/24高値(155.988円)”を上回るようなことがあると、“ストップロス”を絡めないとも限らない点には注意が必要といえます。

ただ「円安けん制発言」は見られず、政府・日銀は“無反応”に徹しました。
この“無反応”は不気味といわざるを得ませんので、仮にそうなったとしても「一段のトーンアップ」あるいは「実弾介入」が実施される可能性は高まったと見るのが自然です。
少なくともそうした思惑が台頭している以上、“仕掛け的な動き”もおっかなびっくりしたものにならざるを得ない…?

“ストップロス”は警戒し続けなければなりませんが、この思惑が“一定の上値抑制”として機能する展開を、本日は想定しておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

157.862(7/19高値)
157.618(7/22高値)
157.225(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:157.097(7/23高値)
上値4:157.000(大台)
上値3:156.423(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:155.988(7/24高値、+2σ、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:155.621(11/13高値)
前営業日終値:155.467
下値1:155.000(大台)
下値2:154.779(11/8~11/13の23.6%押し、ピボット1stサポート)
下値3:154.341(11/13安値、+1σ)
下値4:154.291(11/8~11/13の38.2%押し)
下値5:154.000(大台)
153.880(11/8~11/13の50%押し、ピボット2ndサポート)
153.595(日足・一目均衡表転換線)
153.410(11/12安値、11/8~11/13の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
153.000(大台、11/8~11/13の76.4%押し)
152.860(週足・一目均衡表先行スパン上限)
152.849(20日移動平均線)
152.616(11/11安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

102.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
101.777(+2σ)
101.674(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:101.543(11/7~11/8の61.8%戻し)
上値4:101.346(11/11高値)
上値3:101.279(11/13高値、日足・一目均衡表転換線、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値2:101.000(大台)
上値1:100.924(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:100.834(20日移動平均線)
下値1:100.629(200日移動平均線)
下値2:100.464(11/13安値、ピボット1stサポート)
下値3:100.374(11/11安値、-1σ、週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値4:100.227(100日移動平均線)
下値5:100.143(11/8安値)
100.002(11/4-5安値、ピボット2ndサポート、大台)
99.935(20週移動平均線)
99.832(11/1安値、50週移動平均線、ピボットローブレイクアウト)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

201.169(7/24高値)
201.000(大台)
200.000(大台)
199.807(10/30高値、+2σ)
199.559(11/7高値)
199.000(大台)
198.923(11/8高値、11/7~11/8の76.4%戻し)
198.606(+1σ)
198.468(11/11高値、11/7~11/8の61.8%戻し水準)
198.053(11/12高値、大台)
197.812(11/13高値)
前営業日終値:197.582
197.494(20日移動平均線)
197.000(大台)
196.660(11/13安値、日足・一目均衡表基準線)
196.507(11/4安値)
196.352(10/31~11/7の76.4%押し)
196.186(-1σ)
196.000(大台)
195.781(11/1安値)
195.361(10/31安値)
195.106(10/22安値)
195.000(大台、-2σ)
194.792(100日移動平均線)
194.686(9/30~10/30の50%押し)
194.568(10/21安値、200日移動平均線)
194.474(20週移動平均線)
194.103(週足・一目均衡表基準線)
194.000(大台)
193.835(10/17安値)

《10:50》
《11:20、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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