◆ “金利選好→ドル買い・円売り”再燃… - “151円手前”

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“テクニカルの節目”が重石となり得る…!?

2024年10月22日

◆ “金利選好→ドル買い・円売り”再燃… - “151円手前”

「円安けん制発言」+「高値達成感」を背景に、週初は東京タイム中盤にかけて“149.093円”へと値を落としたドル円。
しかし「米ソフトランディング期待」&「米大統領選を巡る思惑(いわゆるトランプトレード)」から、再び“金利選好→ドル買い・円売り”が先行しています。
こうして米10年債利回りが“急上昇(→4.19%は7/26以来)”を見せる中、“日足・一目均衡表の雲上限(昨日は150.691円)/100日移動平均線(同150.777円)”を相次いで突破すると、“8/1高値(150.891円)”と面合わせまで駆け上がっています。


◆ “もう一段の上伸”も期待されるところだが・・・?

こうなると“151円回復”ともなれば、“もう一段の上伸”が十分に期待される局面といえます。
ただ市現行水準は前記“テクニカルの節目”が集中する水準であり、上回っても昨日はストップロスを絡めることはありませんでした。
またその上には“200日移動平均線(本日は151.338円)”も控えており、テクニカル的には“上値は浅い”との思惑が台頭してもおかしくありません。
そうなると面合わせとなった“8/1高値(150.893円)-節目(151.00円)”には「ドル売りオーダー」が展開しやすいと見るのが妥当なところ…?

もちろん“金利選好→ドル買い・円売り”が進行している状況ですので、“崩れる”は想定しづらいと考えますが、現時点の材料では“(ここから先は)上値も重い”と見ておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

153.892(7/31高値)
153.241(ピボットハイブレイクアウト)
153.000(大台)
152.935(+2σ)
152.062(ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値5:151.780(週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値4:151.451(ピボット1stレジスタンス)
上値3:151.338(200日移動平均線)
上値2:151.000(大台)
上値1:150.891(8/1高値、10/21高値)
前営業日終値:150.840
下値1:150.751(100日移動平均線、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
下値2:150.691(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値3:150.331(20週移動平均線)
下値4:150.187(50週移動平均線、+1σ)
下値5:150.102(10/15~10/21の38.2%押し)
150.000(大台、10/8~10/21の23.6%押し)
149.861(10/15~10/21の50%押し)
149.619(10/15~10/21の61.8%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
149.532(10/8~10/21の38.2%押し)
149.093(10/21安値、10/8~10/21の50%押し)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

101.771(7/30高値)
101.581(+2σ)
101.492(7/26高値)
101.404(10/7高値)
上値5:101.140(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:100.943(10/14高値、100日移動平均線、大台)
上値3:100.831(10/18高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:100.712(20週移動平均線、+1σ)
上値1:100.622(10/18~10/21の76.4%戻し、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:100.428
下値1:100.302(200日移動平均線)
下値2:100.191(日足・一目均衡表転換線)
下値3:100.107(週足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stサポート)
下値4:100.038(20日移動平均線、大台)
下値5:99.944(10/21安値)
99.748(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
99.621(10/17安値、50週移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
99.438(10/16安値)
99.181(-1σ)
99.088(10/8安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

199.472(7/30高値)
199.000(大台)
198.000(大台)
197.591(7/31高値)
197.408(7/11~8/5の61.8%戻し)
197.277(+2σ)
197.000(大台)
196.045(10/18高値、大台)
前営業日終値:195.846
195.606(+1σ)
195.314(100日移動平均線)
195.021(20週移動平均線、大台)
194.568(10/21安値)
194.103(日足・一目均衡表先行スパン上限、20日移動平均線、週足・一目均衡表基準線)
194.000(大台)
193.835(10/17安値)
193.699(10/16安値、200日移動平均線)
193.579(10/10安値)
193.570(9/30~10/18の38.2%押し)
193.000(大台)
192.883(10/8安値)
192.805(9/30~10/18の50%押し)
192.364(-1σ)
192.040(9/30~10/18の61.8%押し、大台)
191.828(週足・一目均衡表先行スパン上限、50週移動平均線)

《10:45》
《11:20、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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