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マネパ為替分析 日刊レポート

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一旦“材料出尽くし”…!?

2024年10月21日

◆ 「けん制発言」+「達成感」にて… - “149円台”

ようやく一服…。

「中国の追加景気刺激策」に対する期待感から“リスク選好→円売り”が先行する場面が見られたものの、“ストップロス”を絡めることはありませんでした。
逆に三村財務官の「円安けん制発言」もあって、“ポジション調整”主体となりました。
その後は特段の材料も見られず、NYタイム中盤には“149.364円”へと押し戻され、概ねそのままの水準にて先週末の取引を終えています。

米10年債利回りが“低下(4.11%→4.06%)”したとはいえども、“4%超”はまだ維持しされています。
このため“金利選好→ドル売り・円買い”は期待しづらく、本日も“下値はしっかり”といった展開が想定されるところです。


◆ “微々たるもの”に過ぎないが・・・? - 日米金利差縮小観測

ただFRBでは“11月/12月0.25%利下げ”との思惑が高まりつつある中、日銀では“12月追加利上げ”という可能性が取り沙汰されつつあります。
そうなると「日米金利差縮小」という観点では“微々たるもの”に過ぎませんが、それでも“縮小”という観点で見れば…?

もちろん“崩れる”は想定しづらいマーケット環境であり、“下値はしっかり”も継続すると見るのが自然ではあります。
それでも“もう一段の利益確定売り”に関しては、しっかりと認識しておきたいところと考えたいところです。
ポジション調整は確かに入りましたが、まだ“微々たるもの”という点は何ら変わっていませんので…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

151.338(200日移動平均線)
151.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
150.891(8/1高値)
150.777(100日移動平均線、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
上値5:150.691(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:150.311(10/17-18高値、20週移動平均線)
上値3:150.158(50週移動平均線)
上値2:150.077(ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:149.742(+1σ)
前営業日終値:149.506
下値1:149.364(10/18安値、10/15~10/17の61.8%押し水準)
下値2:149.241(10/17安値)
下値3:149.178(10/8~10/17の38.2%押し、10/15~10/17の76.4%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値4:149.000(大台)
下値5:148.838(10/15-16安値、10/8~10/17の50%押し、ピボット2ndサポート)
148.479(10/8~10/17の61.8%押し)
148.401(10/11安値)
148.328(10/10安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

101.581(+2σ)
101.492(7/26高値)
101.404(10/7高値)
101.318(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:101.075(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:100.943(10/14高値、100日移動平均線、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値3:100.831(10/18高値)
上値2:100.717(+1σ、20週移動平均線)
上値1:100.555(10/18高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:100.242(200日移動平均線)
下値1:100.171(10/18安値、日足・一目均衡表転換線)
下値2:100.107週足・一目均衡表先行スパン上限
下値3:99.939(20日移動平均線、大台、ピボット1stサポート)
下値4:99.748(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値5:99.621(10/17安値、50週移動平均線)
99.438(10/16安値)
99.338(ピボットローブレイクアウト)
99.088(10/8安値)
99.000(大台、-1σ)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

198.000(大台)
197.591(7/31高値)
197.408(7/11~8/5の61.8%戻し)
197.000(大台)
196.897(+2σ)
196.045(10/18高値、大台)
195.322(100日移動平均線、+1σ)
前営業日終値:195.083
194.964(20週移動平均線、大台)
194.760(10/18安値)
194.103(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線)
194.000(大台)
193.835(10/17安値、20日移動平均線)
193.699(10/16安値)
193.579(10/10安値、200日移動平均線)
193.570(9/30~10/18の38.2%押し)
193.000(大台)
192.883(10/8安値)
192.805(9/30~10/18の50%押し)
192.152(-1σ)
192.040(9/30~10/18の61.8%押し、大台)

《10:55》
《11:30、テクニカルライン追記》
《14:20、テクニカルライン誤記修正》


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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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