新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【欧州混乱の影響でリラ安?】
欧州議会選挙からフランスが選挙ということで欧州が政治リスクから株価が下落しユーロも下落している。欧州経済と結びつきが強いトルコ経済に対する懸念からリラが下落している模様。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは32.1234~32.7538のレンジで1.6%の下落。ここまでの高値圏の32.60付近を上抜けしている。リラのじり安が継続しよう。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.753~4.856のレンジで0.23%の上昇。4.75~4.85円のレンジを予想する。
【ラマポーザ大統領選出】
14日の議会でラマポーザ大統領が再選出された。与党ANC(アフリカ民族会議)は5月の選挙で過半数を割ったが、白人主体のDA(民主同盟)など4党連立によってラマポーザ体制の続投を成し遂げた。連立に向けた流れの中でランドは上昇したが、今後は組閣の人事が焦点になる。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.2799~18.9156のレンジで2.8%の下落となった。連立の可能性が高まったことで19ランドまで進んだランド安が逆にランド高の週となった。
18.60付近がレジスタンスとなり18.20~18.60のレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は8.265~8.602円のレンジで3.43%の上昇となった。75日移動平均線、一目の雲位置する8.2円付近がサポートとなり8.6円まで反発。8.4~8.7円のレンジを予想する。
【ペソはキャリートレードの解消売りか?】
11日にシェインバウム大統領は法の支配を堅持するとして、司法制度に対する投資家の懸念の払拭に努めた。投資家は大統領選挙の大勝と議会選挙での勝利によって憲法改正が可能となる議席数確保が視野に入っている。投資家は憲法改正によって司法制度改革や社会保障給付額増額による財政赤字拡大などを懸念している。
USD/MXN 週足BIDチャート
先週のドルペソは18.1719~18.9894のレンジで2023年3月以来のペソ安まで下落した。これまでのペソのキャリートレードの解消が続いている。19ペソ台前半付近が長期的なレジスタンスと思われ17.80~19ペソのレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.21~8.62のレンジで0.13%の上昇となった。前週に9.28円から8.485円に急落し、今週も8.21円まで下落したがやや反発して終了した。8.2円がサポートされれば8.2~8.8円のレンジを予想する。
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