新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【リラ円は堅調】
31日に発表された1-3月期のGDPは前期比+2.4%、前年同期比5.7%となった。家計消費支出は+7.3%で内需が好調となった。トルコはインフレを抑えるために政策金利を50%まで引き上げ引き締め政策を継続している。このため国内景気の減速が予想され、ロイターの調査では今年のGDP予想は+3.15%となっている。シムシュキ財務相はよりバランスの取れた成長が見込まれるとコメントしている。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは31.7636~32.3377のレンジで0.51%の上昇となった。ドルリラはトルコ中銀の引き締め策を受けてリラの下落は止まっているがレンジの動きが続いている。引き続き31.75~32.35のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.785~5.068円のレンジで1.18%の上昇となった。4.8円が短期的なサポートとなり上昇トレンド継続中と思われる。
【選挙の結果を受けランドは下落】
先週の選挙で与党ANC(アフリカ民族会議)の得票率は40.2%となり2019年の前回選挙の57.5%から大幅に減少した。議席数は400の定数のうち159席と前回の230議席から大幅に減らした。ANCは第一党は維持したが過半数割れのために連立協議を念頭に主要政党に協力を呼び掛けている。ANCは4日に会合を開き今後の方針を決める予定になっている。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.211~18.8898のレンジで2.18%の上昇となった。選挙を控えて与党ANCの苦戦が予想されたこともありランド安の流れとなった。18.90付近に一目の雲が位置し短期的なレジスタンスとなっている。ここが上抜けしなければ18.40~18.90のレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は8.291~8.624円のレンジで1.62%の下落となった。選挙の影響を受けてランドは対円でも売られた。サポートされていた8.48円が下抜けして8.3円付近へ下落した。8.2円が短期的なサポートになり8.2~8.5円のレンジを予想尾する。
【大統領選挙の結果は予想通り】
メキシコも週末に大統領選挙が行われた。現職のロぺスオブラドール大統領の路線を継承する与党国家再生運動の候補である前メキシコ市長のシェインバウム氏が勝利する見通しになっている。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは16.6236~17.1209のレンジで1.73%の上昇となった。米長期金利の上昇によるドル高の流れでペソも下落した。一目均衡表の雲の位置する17ペソ付近を中心とした16.8~17.10ペソのレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は9.144~9.423円のレンジで1.3%の下落となった。一時9.144円まで下落したが9.287円付近まで反発している。9.1円をサポートにした9.1~9.35円のレンジを予想する。
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