新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコCPI加速】
9日、トルコ中央銀行は四半期インフレ報告を公表し、24年末CPI上昇率の中間値予想を前回の36%から38%に引き上げた。また25年末のCPI上昇率予測を14%で据え置いた。26年末の予測は9%とした。
3日発表の4月のCPI上昇率は前月比3.18%で3月の3.16%から上昇、前年同月比69.8%となった。
カラハン・トルコ中銀総裁は金融引き締めスタンスを維持し、インフレの長期的な悪化を防ぐと表明。インフレ率は今月ピークに達し、その後ディスインフレ傾向が定着するとの見通しを示した。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは32.0707~32.3396のレンジで0.48%の上昇となった。32.7468からは下落が続いており、今週は32.40付近がレジスタンスとなり32~32.40のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.684~4.834円のレンジで2.11%の上昇となった。一目均衡表の雲の上限が4.71円付近に位置しており、4.71~4.9円のレンジを予想する。
【アマゾンの進出】
7日、アマゾンドットコムは南アでのインターネット通販サービスを開始した。南アフリカでコロナ以降、Eコマースが定着し、国内小売業者も投資を強化しておりネット通販の市場が急拡大している。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.3654~18.6674のレンジで0.03%の下落となった。18.65付近がレジスタンとなっており18.35~18.65のレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は8.233~8.462円のレンジで2.46%の上昇となった。8.2円付近が中期的なサポートとなり上昇トレンドが続いている。4月高値の8.499円はレジスタンスとして意識されるが、ここを上抜けすれば2022年の高値8.8円付近が意識される。
【メキシコ金利据え置き】
メキシコ中銀は9日に政策金利を予想通り11%に据え置いた。決定は全会一致だった。物価上昇率が高止まりする中で、さまざまな課題やリスクが広がっており、政策運営に慎重を期することが求められていると表明した。
9日に発表された4月のCPIは前月比0.2%、前年比4.65%となった。3月の4.42%、予想の4.63%を上回った。コア指数は前月し0.21%、前年比4.37%となり3月の4.55%からは鈍化した。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは16.7109~16.9757のレンジで1.12%の下落となった。17.80ペソ付近が中期的なレジスタンスになっており、米長期金利の低下を受けてドル下落でドルペソも下落した。今週は16.6~17のレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.978~9.309円のレンジで3.39%の上昇となった。9円割れがサポートされ前回高値の9.344円までは届かなかったが大きく反発した。9.1円付近がサポートになり9.1~9.35円のレンジを予想する。
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