新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【引き締め策の影響は】
シムシェキ財務相はトルコ中銀のインフレ抑制策を支援するために、財政政策を引き締めると述べました。
トルコ中銀は13日に金融機関宛の書簡で新たな流動性引き締め策の開始を示しました。15日以降はリラ建て準備預金の一部を自由に移動できず固定することが義務付けられます。資産が1000億リラ超の銀行は準備預金の15%、5000億リラ超の銀行は25%となります。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは31.6764~32.4078のレンジで0.03%の上昇となりました。週間の上昇が鈍化ししていますがトルコ政府のインフレ抑制策が効果を上がるのか、まだ市場は疑心暗鬼だと思います。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.454~4.622円のレンジで0.97%の上昇となりました。一時4.45円まで安値を更新しましたが、その後は反発して週間では約1%の上昇となりました。4.45円で一旦底をつけ4.454~4.7円のレンジを予想します。
【ランドは小動きに】
14日に発表された1月の製造業生産は前月比-1.3→0.8%、予想0.5%、前年比1.3%→2.6%、予想0.7%と強い数字が出ました。1月の鉱工業生産は前円日0.2%→-3.3%と予想の0.2%を下回りました。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.4958~18.8306のレンジで0.36%の下落となりました。ランドはやや堅調に推移していますが18.84ランド付近に一目の雲の上限があり、ここがレジスタンスとなれば18.50~18.84のレンジを予想します。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.79~7.97円のレンジで1.76%の上昇となりました。一目の雲の下限が位置する7.75円付近がサポートとなり、7.75~8円のレンジを予想します。
【ペソ円は高値を更新】
16日オハイオ州でトランプ元大統領が演説を行い、大統領に当選したときにはメキシコで生産される中国メーカーの自動車には100%の関税を課すと述べました。USMCA(米国、メキシコ、カナダ協定)の下では条件付きで米国に輸出する自動車は関税がゼロとなっている。
メキシコは米国への輸出基地になっており、トランプ氏が大統領に当選した後は、メキシコとの貿易も注目が集まります。
USD/MXN 週足BIDチャート
先週のドルペソは16.6362~16.8439のレンジで0.5%の下落となりました。ドルペソは一目の雲の下限が位置する17.5ペソ付近がレジスタンスになり直近安値の16.6156ペソに迫っています。引き続き下落トレンドは継続で16.50~17.50のレンジを予想します。
MXN/JPY 週足BIDチャート
先週のペソ円は8.719~8.932のレンジで高値を更新しました。8.65円をサポートに8.65~9円のレンジを予想します。
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