株式会社マネーパートナーズ

11月28日の「ゴールドレポート夕版」は、米国市場休場のため休刊とさせていただきます。


【ゴールドレポート朝版】2024年11月28日

【ゴールド概況】
 ゴールドの11月27日終値は2634.6ドル、前日比1.7ドル高。取引レンジは2626.9ドルから2658.0ドルの31.1ドル幅。

 小幅ながら続伸。米10年債利回りが低下しており、金利面から買い戻しが進行した。何より大きく売り込まれた反動が、ゴールドに寄与していると見られる。ただしその値幅はまだ小さく、NYタイム以降は上値を削る動きも見られている。底を打ったかについては、まだ確認できたわけではなさそうだ。

 昨日発表された米PCEコア・デフレータは、予想通りではあるものの、前月より伸びが拡大した。一方で前日のFOMC議事要旨では、インフレが低下しない場合には、利下げを停止する可能性があることが示唆されている。短期金融市場で見た米12月利下げの可能性はそれほど変わってはいないが、今後の波乱要因となる可能性については頭の片隅に残しておくべきだろう。もっとも本日は米感謝祭当日、流動性低下から小動きは必至・・・?
(9:45)


【シルバー概況】
 シルバーの11月27日終値は30.063ドル、前日比0.422ドル安。取引レンジは29.966ドルから30.693ドルの0.727ドル幅。

 こちらは反落。米10年債利回り低下を背景にしてゴールド売りが出たタイミングで、大きく値を落とした。ただしこちらの前日反発度合いはゴールド以上であっただけに、その差が出たと見るのが妥当かもしれない。

 それでも前日の上げ幅を全て吐き出し、わずかながらも大台を割り込んだことは気になるところだ。ただし終値ベースで見ると再び大台上に押し戻されていることを考えれば、現時点でそこまで悲観する必要はないかもしれない。いずれにしても本日は米感謝祭当日。些細な要因で振れる可能性はゼロではないが、流動性低下に伴って動意が乏しくなると見ておくべきだろう。
(10:00)

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