まだ右肩下がりは続いているが、本稿執筆時には下値を切り上げつつある。米感謝祭を控えたポジション調整に、マイクロストラテジーのBTC購入が一服したことが下げを加速させたと見られるが、下げ一服を感じさせる動きといえよう。
短期サイクルを見る限り、下げ止まったかは別にして、下げ渋りを見せているのは事実といえそうだ。特に60分足MACDは0ラインを乖離した水準にて、舳先を上方向に向け始めている。そうなると明確に雲を下抜けた60分足・一目均衡表にしても、その雲付近までは押し戻されてもおかしくないところだ。あくまでポジション調整の一環と見られるものの、下げ一服は買い戻しを誘いやすいと見ておくべきだろう。もっともそれが底打ちとなるかは、また別の話ということになるが・・・。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)26日安値13,870,201円を下値支持線、22日以降の下落に対する半値戻し14,644,601円を上値抵抗線とする。
(2)前記支持線は7日以降の上昇に対する38.2%押しとほぼ面合わせであり、下値メドとして意識されている可能性は高い。それだけに明確に下回ると、同半値押し13,412,553円を経て、次の大台とほぼ重なる同61.8%押し12,939,031円に向けて下げが加速しかねない点には注意が必要だ。ただし米感謝祭前のポジション調整は一服した印象が強く、まだ高値圏ではあるものの、崩れたというには程遠い動きでもある。過熱感が払拭されたわけではなく、もう一段値を落としても不思議ではないが、ポジション調整一服と見られる状況では自ずと下値は限定されると見るべきだろう。
(3)前記抵抗線を上回ると、同61.8%戻し14,827,359円を経て、1500万円の大台、そしてその22日高値15,419,001円へ押し戻される展開が期待されるところだ。さらに上回ると、史上最高値更新となるだけに、またしても「往きつくところまで…」を地で往く展開に回帰しかねない点にも注意が必要といえる。ただ米感謝祭を控えたポジション調整は一服した感はあるものの、まだ高値圏であるという事実は残ることになる。上値模索再開となるには、相応の時間及び新たな材料が必要と見ておくべきかもしれない。
《16:55》
《概要はBTC欄参照》
少し形状は異なるが、短期サイクルはBTCとほぼ同じといえる。異なる点としては、60分足・一目均衡表ではすでに雲下限手前へと反発している点が挙げられるが、その分その雲の厚みは薄い。あくまでポジション調整の一環と見られるだけにどこまで継続するかは不透明といわざるを得ないが、下げ一服は買い戻しを誘いやすいのも事実だ。上抜けるか?それとも押し戻されるか?で、目先の方向性は変わってくることになりそうだ。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)15日以降の上昇に対する61.8%押し495,161円を下値支持線、25日高値546,436円を上値抵抗線とする。
(2)前記支持線を下回ると、いよいよその15日安値463,467円へと押し戻されかねない点には注意が必要だ。そしてさらに下回ると、4日以降の上昇に対する半値押し452,098円/同61.8%押し429,834円を経て、40万円の大台を窺わないとも限らない点にも警戒が必要ということになる。もっとも昨日は前記支持線手前で下げ止まり、本稿執筆時には緩やかながらも下値を削っているという事実がある。まだ高値圏であるのみならず、底打ちもまだ確認できたわけではないだけに楽観は禁物だが、米感謝祭を控えたポジション調整は一服した印象が強い。もう一段値を落とさないとも限らないが、自ずと下値は限定されると見たいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、7月23日高値551,056円が次の上値メドということになる。そしてさらに上回ると、7月1日高値565,219円を経て、5月27日高値622,306円に向けて動き出さないとも限らない点にも注意が必要といえよう。ただし米感謝祭を控えたポジション調整は一服した感があるものの、高値圏であるという事実は何ら変わっていない。これから想定される流動性低下を踏まえれば、上値模索再開には相応の時間がかかると見ておくべきだろう。
《17:05》
《概要はBTC・ETH欄参照》
ETHを少し緩やかにしたような感じなのが、このLTCだ。その他はほぼ同じであり、60分足・一目均衡表の雲下限手前まですでに戻している点も大差はない。あくまでポジション調整の一環と見られるだけに、どこまで継続するかは不透明といわざるを得ないが、下げ一服は買い戻しを誘いやすいのも事実といる。上抜けるか?それとも押し戻されるか?が、こちらも目先の方向性を担っていると見るべきだろう。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)26日安値13,412円を下値支持線、23日高値16,253円を上値抵抗線とする。
(2)前記支持線を下回ると、ネックラインとして機能する21日安値12,516円が次の下値メドということになる。そしてさらに下回ると、13日以降の上昇に対する61.8%押し12,215円を経て、13日安値11,069円を窺わないとも限らない点には注意が必要だ。ただし高値圏である点は変わらないが、米感謝祭を控えたポジション調整は一服した印象も強い。もう一段値を落とさないとも限らないのは事実だが、こちらも現時点の材料では自ずと下値は限定されると見たいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、いよいよ4月1日高値16,938円は目と鼻の先ということになる。このためさらに上回るようなことがあれば、「往きつくところまで…」へと発展しかねない点には注意が必要だ。ただし米感謝祭を控えたポジション調整は一服した感はあるものの、高値圏であるという事実は何ら変わっていないのが実状でもある。これから想定される流動性低下を踏まえれば、やはりこちらも上値模索再開には相応の時間がかかると見ておきたいところだ。
《17:15》
《概要はBTC・ETH欄参照》
こちらもETHを少し緩やかにしたような感じであり、LTCとはほぼ同じ形状といえそうだ。それだけに下げ一服は買い戻しを誘いやすいと見られるが、高値圏であるという点は何ら変わっていない。いずれにしても上抜けるか?それとも押し戻されるか?が、こちらも目先の方向性を担っていると見るべきだろう。
以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)26日安値71,850円を下値支持線、23日高値82,835円を上値抵抗線とする。
(2)前記支持線を下回ると、大台とほぼ重なる13日以降の上昇に対する61.8%押し70,011円を経て、その13日安値62,085円へ押し戻されかねない点には注意が必要だ。ただし連日上ヒゲを描いていたことで過熱感はそれほどでもなく、逆に昨日の下ヒゲで下値の堅さが意識されやすくなっている。もう一段値を落とさないとも限らないが、米感謝祭を控えたポジション調整は一服した印象は強い。現時点の材料では、こちらも自ずと下値は限定されると見たいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、9万円/10万円の大台くらいしか主だった上値メドは見当たらないのが実状だ。そうなると4月5日高値107,943円に向けて動き出さないとも限らない点には注意が必要といえるが、高値圏であるという事実は何ら変わっていないのが実状でもある。米感謝祭を控えたポジション調整は一服した感が強く、下値はしっかりしてきた印象もあるが、ここから先は流動性低下が想定される。上値模索再開となるには、やはり相応の時間及び新たな後押しが必要と見ておくべきだろう。
《17:20》
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